東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 自然環境学専攻




専攻トピックス

http://www.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/exam/exam_intro/282.html

本専攻の佐藤克文准教授(大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センター 沿岸生態分野)が、平成24年度科学技術分野の文科大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました。平成24年4月17日に文部科学省にて表彰式が行われます。

受賞題目「バイオロギング手法の開発と海洋生物の行動生態の研究」
(国立極地研究所・内藤靖彦名誉教授、高橋晃周准教授との共同受賞)

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/04/1319413.htm

本専攻(兼担)の芳村 圭准教授(気候変動現象研究部門 気候水循環研究分野)が、平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞しました。平成24年4月17日に文部科学省にて表彰式が行われます。

受賞題目「水の同位体情報を用いた地球水循環システム解明の研究」

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/04/1319413.htm



授賞式後に研究所にてメンバーと記念撮影



当専攻で毎年実施している新入生を対象とした自然環境野外総合実習を4月6日から7日にかけて実施しました。今年度は新入生も多く、修士課程47名と博士課程2名が参加し、教員15名も含めた盛大な実習になりました。


1日目は大青田の森で里山の管理と利用を現地見学した後、手賀沼を船2艘で回りながら水質測定や「美しい手賀沼を愛する市民の連合会」の皆様から水生生物などについて詳しい説明をしていただきました。夜は宿泊場所となった内浦山県民の森で自然環境学の入門となる講義を行った後、参加者で楽しく懇親を深めました。

2日目は、千葉大学バイオシステム研究センタ-小湊実験場で海岸地形や地層観察にくわえ、潮溜まり生物を捕まえて観察・記録しました。午後は東京大学千葉演習林の豊かな森で、人工林施業や暖温帯の自然植生について学びました。2日間で、海も山も湖も、地学も生物も、乗船も山登りも体験できる盛りだくさんの内容で充実した実習となりました。


里山の管理と利用についての説明


手賀沼の乗船実習


潮溜まりの生物観察


海岸地形と地層の観察


千葉演習林の豊かな森林を体験


参加者集合写真





本専攻の奈良一秀准教授が3月27日付で日本森林学会賞を受賞し、同学会の第123回大会において表彰されました。

日本森林学会賞は、森林科学に関し画期的な業績によってとくに貴重な学術的貢献をなしたと認められる者に授与される賞で、受賞の対象となった業績は Ectomycorrhizal networks and seedling establishment during early primary succession (一次遷移過程における樹木実生の定着におよぼす外生菌根菌ネットワークの影響) です。

受賞式


賞状






2011年9月16日から19日にかけて高知大学朝倉キャンパスで行われた2011年度日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会にて、自然環境学専攻 地球海洋環境学分野博士課程1年の福森啓晶さんが日本ベントス学会学生発表賞(口頭)を受賞しました。受賞講演のタイトルは「アマオブネ科貝類の分子系統解析:河川への進出に伴う形態の適応進化」です。この研究は、アマオブネ上科の巻き貝類において、幼生期に海へ出て分散する両側回遊型の生活環が複数回獲得されたこと、河川急流環境への適応として笠型の殻の獲得が起こりやすいことを分子情報から明らかにしたものです。このような生物学的基礎情報の蓄積は、熱帯島嶼河川動物相の成立機構の解明にも繋がることが期待されます。

学会で発表する福森さん



表彰状



当専攻では恒例の新入生を対象とした自然環境野外総合実習を7月26日から27日にかけて実施しました。

今年度は、修士課程1年生と博士課程1年生から39名が参加して、東京大学千葉演習林を拠点に、実験林や試験地での観察、太平洋岸の地形・植生・海洋生物の観察等を行いました。実習の最後は昨年と同様に木更津市の小櫃川(おびつがわ)河口の広大なヨシ原を進んで、盤州干潟の環境を観察して充実した2日間の日程を終えました。


潮溜まり生物の観察(千葉大学小湊実験場)


足元に注意!夏期の開催となった今年はヒルの攻撃に悩まされました(東大千葉演習林)


ニホンジカ被食圧の観察(東大千葉演習林)


盤州干潟で実習終了(小櫃川河口域)


本専攻地球海洋環境学分野(川幡教授)博士課程1年荒岡大輔さんの研究成果が読売新聞(2011.6.12朝刊)で紹介されました。


読売新聞2011年6月12日朝刊


この記事・写真等は、読売新聞社の許諾を得て転載しています

読売新聞社の著作物について


当専攻自然環境形成学分野の斎藤馨教授が今年度の本田静六賞を受
賞しました。この賞は、埼玉県が同県出身で日本最初の林学博士であり、東京
帝国大学名誉教授の本多静六の精神を受け継ぎ、森林を守るための活動に貢献
した個人や団体に贈るもので、学識経験者の受賞は今回が初めてとなります。

斎藤教授は、東京大学秩父演習林で、森林の変化や鳥の鳴き声などを21年間に
わたり記録してきました。収録した映像や音声を発信できるシステム「サイバ
ーフォレスト」を開発し、千葉県や茨城県、山梨県の小中学生に向けて、東京
大学から遠隔授業を行っています。長期にわたって森林の映像や生物の音声を
記録して森林の変化や未来をわかりやすく表現し、森林環境の研究と教育に貢
献してきたことが評価されました。


自然環境形成学分野 斎藤馨教授 (http://landscape.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/Top.html)




表彰式



ヒノキ賞状盾






5月21日に東京農業大学で行なわれた平成23年度日本造園学会学会賞表彰式において、自然環境学専攻自然環境形成学分野の武 正憲さん(博士課程3年)と中村和彦さん(同)が日本造園学会奨励賞(研究論文部門)を受賞しました。


武 正憲(博士3年):野外レクリエーション活動家の環境認識に関する研究


中村和彦(博士3年):森林映像アーカイブの自然環境研究や環境教育への情報基盤としての有用性に関する研究


なお、本賞は日本造園学会に筆頭著者として過去3カ年に連続して発表された研究論文を対象に選考されます。


東京大学大学院新領域創成科学研究科・環境学研究系の教員による「シリーズ環境の世界」の第一巻が刊行されました。「自然環境学の創る世界」と題する第一巻は本専攻の教員15名が執筆担当しています。


A5/216ページ/2011年03月25日
ISBN978-4-254-18531-7

定価3,675円(税込)

東京大学大学院環境学研究系編
朝倉書店

札幌市において2011年3月8日(火)~12日(土)に行われた日本生態学会第58回大会(ESJ58)において,自然環境評価学研究室修士2 年の稲岡哲郎さんが発表した「千葉県柏市こんぶくろ池周辺の森林構造と利用変遷の関係」が優秀ポスター賞を受賞しました.


 


多くの方々から自然環境学専攻オープンラボにお申し込みいただきました。


さて、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、柏キャンパス周辺の公共交通機関は運休が続出しており、キャンパスへのアクセスは非常に困難な状況となっております。また、本震災に伴う電力不足により計画停電が実施されており、新領域創成科学研究科では節電のため、実験は原則禁止となりました。大槌キャンパスは被災によりオープンラボを開催できる状況にありません。


こうした事態と皆さんの安全を考慮し、今回のオープンラボはやむなく中止させていただくこととなりました。申し込んでいただいた皆さんには大変申し訳ありませんが、ご理解の程をお願い申し上げます。


なお本専攻では、オープンラボで受講希望を出していた教員に対して皆さんが連絡をすれば、個別に対応するように周知してあります。是非積極的に各教員へ連絡をとっていただけるようにお願い申し上げます。

以下、自然環境学専攻オープンラボ(3月22日-23日)は中止になりました。


東京大学新領域創成科学研究科環境学研究系自然環境学専攻は、学部学生を対象に、オープンラボを開催します.専攻の教員あるいは研究室メンバーの講義や実習・実験などに参加することにより,専攻の行っている自然環境学に関する研究の一端にふれ,将来の進路を決める際の参考にしていただくことが目的です.ご参加をお待ちしています.

対象者:大学学部に在籍する者

実施期間:平成23年3月22日(火)- 23日(水)

開催時間:「オープンラボ開催一覧」をご覧ください.

開催場所:各教員の研究室(東京大学柏キャンパス,大槌キャンパス)

参加費用:無料(旅費は支給しません)

集合時刻・場所:オープンラボ開始時刻10分前に指定場所に集合してください

申し込み方法:e-mail(e-mailには以下をご記入ください.)

送付先:


氏名(年齢,性別)

e-mail アドレス

大学・学部・学科・学年

第一希望教員名と希望日時*

第二希望教員名と希望日時*

第三希望教員名と希望日時*

*希望教員が複数の日時にオープンラボを開催する時に記してください.

関心のある専門分野(複数可)

【見本】

氏名 柏 花子(20歳,女)

e-mail アドレス     xxxxxxx@xxx.ac.jp

大学・学部・学科・学年 ○○大学○○学部○○学科3年

第一希望教員名  ○○○○ 准教授 3月23日13時-15時

第二希望教員名  △△△△ 教授

第三希望教員名  ×××× 教授 3月22日13時-16時

関心のある研究テーマ(複数可) 生物資源の持続的利用,緑地保全,

海洋生物のバイオロギング

MS-wordの申込書をダウンロードし,これに記入したものを添付書類として送っていただいても構いません.


申込締切:平成23年3月15日

参加受付3月16日以降にe-mailでお知らせします.

問い合わせ先


Q and A】

Q1.申し込んだら必ず参加できますか?

いいえ.定員以上の申し込みがある場合には,参加できません.原則的に申し込み順で参加を認めます.

Q2.複数の研究室のオープンラボに参加できますか?

参加希望のオープンラボの開催時間が重複していなければ,参加可能です.

Q3.オープンラボに参加した後,関心のある先生の研究室を訪問してよいですか?

訪問したい先生に電話あるいはe-mailで連絡をとり,了解が得られれば構いません.

本専攻の川幡穂高教授がTOKYO FM系列「ON THE WAYジャーナル ウィークエンド〜内館牧子のエコひいきな人々〜」に出演します。

※2月とご案内していましたが、3月の誤りでした。


内容:「三内丸山遺跡の盛衰と環境変化」

放送日:

3月12日(土)朝5時00分〜5時30分(TOKYO FM以外の各局)(青森などほかの全国地域)

3月13日(日)朝7時30分〜7時55分(TOKYO FM)(関東地域)


本専攻の木村伸吾教授が共著となった論文”Oceanic spawning ecology of freshwater eels in the western North Pacific”が2011年 2月1日に英雑誌 Nature Communicationsへ掲載されました。

この研究成果発表を受け、日本経済新聞(木村教授のコメントあり)等に多数報道されました。


【報道発表要旨】

2008年より共同でウナギ産卵場調査に取り組んできた東京大学海洋研究所(現東京大学大気海洋研究所)と水産総合研究センターは、海洋研究開発機構の学術研究船・白鳳丸、水産庁の調査船・開洋丸と照洋丸、水産総合研究センターの調査船・北光丸、水産大学校の練習船・天鷹丸、北海道大学の練習船・おしょろ丸を動員して大規模なウナギ研究航海をマリアナ諸島沖に展開しました。

その結果、 2009年 5月の新月、ついに世界初の天然ウナギ卵 31粒を西マリアナ海嶺南端部で採集することに成功しました。これは、東アジア全体に広く分布するニホンウナギの産卵場の位置とタイミングを厳密に特定する決定的証拠となりました。また、古代ギリシャのアリストテレスを悩ませた 2000年におよぶウナギ産卵場の謎が、完全に解明された瞬間といえます。また、開洋丸と北光丸が捕獲した親ウナギの解析も急ピッチで進み、回遊生態、産卵習性、繁殖生理に関する詳細な新知見が数多く得られました。これらの知見は、人工シラスウナギの種苗生産技術の開発に大きなブレークスルーをもたらすと同時に、世界的に激減したウナギ資源の保全と国際管理のための貴重な科学的根拠になるものと期待されます。これらの成果は英雑誌 Nature Communications (2011年 2月1日付け)に掲載されました。


 

2009年5月の白鳳丸研究航海で採集された天然ニホンウナギ卵(左)と船上で孵化したニホンウナギ仔魚(右)

 



掲載論文は以下からご覧になれます。

Oceanic spawning ecology of freshwater eels in the western North Pacific

Katsumi Tsukamoto1, Seinen Chow2, Tsuguo Otake3, Hiroaki Kurogi2, Noritaka Mochioka4, Michael J. Miller1, Jun Aoyama1, Shingo Kimura5, Shun Watanabe1, Tatsuki Yoshinaga6, Akira Shinoda11,7, Mari Kuroki11,8, Machiko Oya1, Tomowo Watanabe9, Kazuhiro Hata10, Shigeho Ijiri11, Yukinori Kazeto12, Kazuharu Nomura13 & Hideki Tanaka13


1. Department of Marine Bioscience, Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo, 5-1-5 Kashiwanoha, Kashiwa, Chiba 277-8564, Japan.
2. Coastal Fisheries and Aquaculture Division, National Research Institute of Fisheries Science, Fisheries Research Agency, Yokosuka, Kanagawa 238-0316, Japan.
3. International Coastal Research Center, Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo, Otsuchi, Iwate 028-1102, Japan.
4. Bioresource Sciences, Faculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka-City, Fukuoka 812-8581, Japan.
5. Department of Natural Environment Studies/Department of Collaborative Research, Graduate School of Frontier Sciences/Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo, Kashiwa, Chiba 277-8564, Japan.
6. Department of Marine Biosciences, School of Marine Biosciences, Kitasato University, Ofunato, Iwate 022-0101, Japan.
7. Department of Biology, Tokyo Medical University, Shinjuku, Tokyo 160-8402, Japan.
8. The Department of Research, The University Museum, The University of Tokyo, Hongo, Bunkyo, Tokyo 113-0033, Japan.
9. Marine Environmental Data Integrated Analysis Center, National Research Institute of Fisheries Science, Fisheries Research Agency, Yokohama, Kanagawa 236-8648, Japan.
10. Training and Education Center, National Fisheries University, Shimonoseki, Yamaguchi 759-6595, Japan.
11. Division of Marine Life Science, Graduate School of Fisheries Sciences, Hokkaido University, Hakodate, Hokkaido 041-8611, Japan.
12. Aquaculture Biology Division, Tamaki Station, National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Research Agency, Tamaki, Mie 519-0423, Japan.
13. Aquaculture Biology Division, National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Research Agency, Minami-Ise, Mie 516-0193, Japan.

Correspondence and requests for materials should be addressed to K.T. (email: ktpc[at]aori.u-tokyo.ac.jp).

本専攻自然環境構造学分野修士課程1年の星子茉莉さん(指導教員:穴澤活郎准教授)が、社団法人環境情報科学センターが主催する第24回環境研究発表会においてポスターセッション事務局長賞を受賞しました。発表のタイトルは「酸性河川の中和処理に伴う溶存化学成分の挙動」で、ポスターデザインならびに口頭でのプレゼンテーション能力が評価されました。




授賞式の様子 (2010年11月24日)




自然環境評価学研究室修士2年の稲岡哲郎さんが、かしわ環境ステーション運営協議会が主催する「かしわ環境ステーション・シンポジウム『ちばの生物多様性』」で講演し、集まった市民に研究成果を紹介しました。


シンポジウムは、2010年11月14日に柏市南増尾にある南部クリーンセンター3階「かしわ環境ステーション」で行われ、熊谷宏尚氏(千葉県 生物多様性センター)によるCOP10の概要、生物多様性条約、千葉県の取り組みについての講演に続いて、稲岡さんによるこんぶくろ池の保全に関する研究成果、高田昭治氏(かしわ環境ステーション運営協議会環境研究部会)による手賀ビオトープにおける水質浄化活動が紹介されました。



講演風景





こんぶくろ池の保全活動が日本自然保護協会第10回「沼田眞賞」を受賞しました


自然環境学専攻の福田健二教授が千葉大学小林達明教授,本学大

学院農学生命科学研究科の久保田耕平准教授とともにアドバイザー

を務める「NPO 法人こんぶくろ池自然の森」が,第10回日本自然

保護協会沼田眞賞」を受賞することが決定しました.「沼田眞賞」

は,日本自然保護協会の50周年 を記念して,同協会会長,日本

生態学会会長などを歴任した故沼田眞博士の名を冠して創設された

賞で,毎年,自然保護に関する研究や実践の優れた実 績を顕彰し

奨励するものです.(http://www.nacsj.or.jp/katsudo/numatasyo

/2010/11 /10-1.html

今回の受賞は,NPO法人「こんぶくろ池自然の森」およびその前

身である「こんぶくろ池を考える会」などの市民団体が,東京大

学,千葉大学と協 力して,多くの希少種を含む湧水地「こんぶく

ろ池」の保全に関する調査活動を行い,行政(柏市)と協同して保

全に取り組んできたことが高く評価さ れたものです.

自然環境学専攻では,「自然環境学野外実習」,「地域生態学実

習」などの実習や修士論文研究の一環として「こんぶくろ池」の保

全のための調査研 究を行うとともに,市民が採集した植物標本の

保管,当専攻と千葉大園芸学部の学生有志の運営による活動報告会

の開催などの協力を行ってきました. 今後とも,行政や市民と協

同して,柏キャンパスの近隣に残る地域の貴重な自然,「こんぶく

ろ池」の保全に取り組んでいきます.

本専攻の北川貴士助教が、第9回日本農学進歩賞を受賞することが決定しまし た。日本農学進歩賞とは、人類と多様な生態系が永続的に共生するための基盤である農林水産業およびその関連産業の発展に資するために、農学の進歩に顕著な貢献をした者を顕彰するものです。


受賞研究業績課題名
「クロマグロThunnus orientalis の行動生態と水温適応機構に関する研究」
詳しくは、http://www.nougaku.jp/award/award1.2010.htmをご覧下さい。



追記(2010.12.1)

平成22年11月22日(月)授賞式および受賞者講演が行われました。


日本農学進歩賞授賞式



受賞者講演


自然環境変動学分野博士課程2年丹羽雄一さんの2010年度日本第四紀学会奨励賞受賞が決定


日本第四紀学会論文賞及び奨励賞は、会誌「第四紀研究」に掲載された第四紀学の発展や進歩に貢献する優れた論文を 公表した会員である著者に授与されるもので、 とくに奨励賞は若手研究者の育成と研究奨励に寄与することを目的としています。 両賞の最終候補者は、日本第四紀学会論文賞受賞者選考委員会(委員長:岡崎浩子会員、 委員:北村晃寿、鈴木毅彦、高橋啓一、三田村宗樹各会員)によって推薦され、 6月19日に行われた評議員会において下記のとおり、受賞者が決定されました。


各賞受賞者の表彰式は、8 月21 日の日本第四紀学会大会総会後に行われます。


日本第四紀学会奨励賞:丹羽雄一会員
対象論文:

  • 論説 丹羽雄一・須貝俊彦・大上隆史・田力正好・安江健一・齋藤龍郎・藤原 治(2009) 「濃尾平野西部の上部完新統に残された養老断層系の活動による沈降イベント」 48巻、5号、339-349 頁


http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/prize/index.html

海・空 くっつき行動探る

動物に小さな装置を取り付けて、海の中や空の上など、人間が簡単には観察できない場所での行動を探る――。「バイオロギング」と名付けられたこうし た研究手法は、日本が得意とする分野のひとつだ。最近は情報を集めるデータロガー(装着型記録計)の高性能化で、多くのデータが得られるようになってき た。小型化も進み、調査の対象は、日本の研究者が装着しただけでも100種以上に広がっている。

◇記録計が進化 対象動 物100種超

長野県の木崎湖で2日、東京大学大気海洋研究所の田上英明特任研究員が、捕獲した外来魚のコクチバスを再び放した。背中に生分解性の糸でネット を縫いつけ、重さ約9グラムの最新式のロガーなどがベルトで縛りつけてある。

この時期、バスの雄は巣で卵や生まれたばかりの子どもを守 る。泳ぎに伴う加速度の変化などから防御行動を調べ、この魚の高い適応力について調べるのが目的だ。

◇すしダネ、クロマグロにも

ロガーの開発は、1970年前後に日米欧で始まった。80年 代には、ロール状の小さな紙へ細い線で潜水深度を記録するしくみのアナログ式が、ペンギンやアザラシで使われた。デジタル式の時代に入ると、3軸方向の加 速度など多種類の情報を、ひとつの小さなロガーで集めることも可能になった。

東大の北川貴士助教は水産庁と共同で、高級すしダネとして名 高いクロマグロにロガーをつけた。長さ10センチの円筒形で、温度や水圧のほか明るさ(照度)も記録する。回遊の生態を解明し、日本が漁業国として資源管 理を進める上での基礎データにするのがねらいだ。

長崎県対馬沖で長さ約40~80センチの若魚を釣り、229匹に取り付けた。このう ち、漁業者が再捕獲した32匹のデータを解析した。その結果、日本近海の若魚は同じ海域の中をぐるぐると泳いでいたり、一気に1千キロ以上を突き進んだり して、様々なパターンで回遊していることが分かってきた。

照度からは日の出や日没の時刻がわかるため、クロマグロがたどった緯度経度も算 出できる。1匹は約2カ月かけて、米カリフォルニア沖まで回遊し、1日あたり100キロのペースで泳いでいた。「なぜ一部の個体だけが太平洋を横断する大 旅行をするのか。今後の研究課題だ」

ユーモラスな姿から人気のマンボウにロガーを装着し、太平洋へ放したのは国立極地研究所の渡辺佑基 助教たちだ。水族館では分からない、自然界での行動を探った。

浮きと一緒に取り付けたロガーは6時間たつとタイマーが作動してベルトが 切れ、マンボウから外れて海面に浮かんでくる。浮きについた発信器からの電波を頼りに、船で回収する。ロガーには、一気に100メートルも潜るような活発 な泳ぎの様子が記録されていた。背びれと尻びれを打ち振りながら進む力強い泳ぎ方も、加速度データから確認できた。

昨夏からは、ロガー と同時にカメラを乗せて行動を探る研究も始めた。5秒に1回、計1万枚の写真を撮影できる。「餌のクラゲをどんなときに食べているのか、マンボウの食事の しかたを解明したい」

福山大学生命工学部の渡辺伸一講師らは岡山県の笠岡市立カブトガニ博物館と協力し、絶滅危惧(き・ぐ)種カブトガ ニの生活を解明する計画だ。

漁の網にカブトガニがかかると連絡が入る。そうした個体にロガーを装着して水槽に放し、どんな加速度データが 得られたら餌を食べたり、砂に潜ったりしているのかを調べた。その上で昨夏、頭部にロガーと超音波発信器を付けた1匹を海へ放した。ロガーの回収はうまく いかなかったが、「改めて挑戦し、採餌や休息、越冬などに重要な場所を特定して保護に役立てたい」と話す。

東大大気海洋研の佐藤克文准 教授らは、カワウに装着し、子育て中の1日の行動を明らかにしようとしている。3羽のデータから日の出とともに飛び立って餌を取り、日没まで餌を集める様 子が分かってきた。

◇実験規模に課題も

ただ、ロガーなどによって動物の行動を制約 しないよう、経験的に重さは体重の3%程度にとどめるべきだとされる。小さな動物を調べていくには、もっと軽くする必要がある。鳥類の場合、今のところ調 査対象は体重500グラム程度までだ。

日本の研究はデータの精度は高いものの、装着個体数の面で欧米に見劣りする例が多い。北海道大学 北方生物圏フィールド科学センターの上田宏教授は「ロガーの回収努力を重ねるとともに、実験のスケールを大きくすることも課題だ」という。

長 く国内の研究を先導してきた極地研の内藤靖彦名誉教授は「データロガーを使えば、人間がだれも見ていない世界の情報を動物が運んできてくれる。バイオロギ ングの技術によって、海の環境変化などを常時監視するしくみを築くことも可能ではないか」と夢を語っている。


20100615朝日新聞朝刊記事

自然環境学専攻の斎藤馨准教授が総務省関東総合通信局の平成22年度「情報通信月間」関東総合通信局長表彰を受賞しました。研究開発テストベッドネットワークJGN2plusを利用した自然学習教材コンテンツの学校配信実験に積極的に参画し、双方向遠隔授業を成功へ導くなど、教育分野での情報通信の利活用促進に多大な貢献をしたことが高く評価されました。


賞状

記念講演

5月22日の「国際生物学多様性の日」に、かしわ環境ステーション「柏自然ウォッチャーズ」主催のイベント「柏の生物多様性を考えよう」が開催され、自然 環境学専攻の学生が講師として協力しました。
午前中は、柏市内4か所(名戸ヶ谷ビオトープ・酒井根下田の森・こんぶくろ池・正連寺地区湿地帯)において、それぞれで活動する市民団体による「一斉自 然観察会」が行われ、東大柏キャンパスの近隣にある「こんぶくろ池」の観察会に、自然環境学専攻から自然環境構造学分野の平塚智子、八巻礼訓(M2)、生 物圏機能学研究室の神保克明(D1)、虻川和紀(M2)、松尾泰範(M1)、自然環境評価学研究室の稲岡哲郎(M2)の計6名が講師として協力し、参加し た市民に水生生物や昆虫の多様性調査法の指導を行いました。
午後には、環境ステーションにおける報告・意見交換会において、神保克明、松尾泰範の2名がこんぶくろ池の地表徘徊性甲虫の多様性について発表しました。


捕獲した昆虫の説明をする博士課程1年の神保克明君(中央右)


自然環境学専攻では5月17日から21日に大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センター(岩手県大槌町)にて海洋環境臨海実習を実施しました。

開講式が行われた後に、地引き網、解剖、海洋観測、体密度測定の実習を行いました。




開講式





地引き網





地引き網で獲れた魚を選別



解剖実習



魚の解剖




「弥生」に乗船 しての海洋観測





海洋観測実習





密度測定実習



全5回の予定で、環境棟5階講義室において水資源環境セミナーを開催します。

環境系関係者限定で参加自由です。是非ご来場ください。


気候変動の影響下でも良質の水を安定して供給する為に、水の総合利用を可能とする技術と文化を発展させることは、グリーン・イノベーションの重要課題の一つとされています(総合学術会議、2010)。

水資源環境の持続性を保証する技術・制度の開発は、まさにこの環境系ならではの取り組みが必要とされる分野です。どのような切り口でどのような体制で取り組んでいけるのかを議論いただく場として、表記セミナーを開催することにしました。

先述の総合学術会議での動き以外にも、例えば環境省は「今後の水環境保全の在り方について」を今年度中にとりまとめる予定で、その中では排水基準を化学物質の濃度ではなく生物の反応で判定するという画期的な転換も含まれています。

そこで水資源環境セミナーでは、

・まず国内での解決を目指す(→それがいずれは海外、特に開発途上国にも必要な技術となる)

・では国内の水資源環境の何が問題で何が未解決なのかの認識の共有(国内の地下水資源量や水需要量さえも正確な数字がないという現実は、知る人は知っているが、知らない人は全く知らない)

という視点から、ご専門の先生方に話題提供をお願いしました。


第1回 5月17日18:00〜 徳永先生:地下水 その使い道と将来資源

第2回 6月17日17:00~ 布浦先生:安全な水、安心な水

第3回 7月15日18:00~ 佐藤先生:排水技術の過去と未来 -人と水博物館構想

第4回 8月17日18:00~ 多部田先生:海という最下流

第5回 9月6日17:00~  吉永先生:飲用水のバイオアッセイ そもそもされてるのか?から

(第2回以降は仮題)

自然環境変動学分野博士過程3年の南雲直子さんが、平成21年度笹川科学研究奨励賞を受賞しました。


研究課題「カンボジア中央部における堆積環境とプレアンコール期期メール都城の立地について」




笹川研究奨励賞賞状





笹川科学研究奨励賞受賞者一覧

海洋資源環境学分野博士課程1年のフェリペウルタドさんが国際シンポジウムで行った発表に対して「Best Poster Award」を獲得しました。


シンポジウム:「Climate Change Effects on Fish and Fisheries」,PICES/ICES主催,2010年4月26-29日,仙台

発表:「Environmentally responsive catch rules to adapt to climate change?  The case of the Japanese small pelagic fishes」

by Felipe Hurtado-Ferro, Sachihiko Itoh & Kunio Shirakihara





ベストポスター賞(フェリペ・ウルタド-フェロ)





シラスウナギ9割減 乱獲影響か*かば焼き用 卸値上昇

ニホンウナギの稚魚シラスウナギの漁獲量が2月末時点で昨季の10分の1に激減していることが水産庁のまとめでわかった。国産養殖ウナギの多くは日本近海で捕獲されたシラスウナギを育てたものだけに、卸価格は早くも「土用の丑(うし)の日」に向け急上昇している。乱獲による資源枯渇も一因と見られており、近い将来、ワシントン条約で規制対象となる日が来るかもしれない。


シラスウナギの漁期は、太平洋を回遊した後、日本近海に来て川を上り始める12月〜翌年4月だ。水産庁によると、今シーズンは例年にない不漁で、2月末までの漁獲量は2・4トン。前年の同時期は22トンだった。
国内で消費されるウナギの99%(約6万5000トン)は養殖で、そのうち3分の2は中国などからの輸入だが、3分の1は国産の養殖ものだ。シラスウナギを捕獲してから出荷できるまでに育てるには最低でも半年かかるため、1月末までにいけすに入れないと夏の土用の丑の日には間に合わない。日本養鰻漁業協同組合連合会の担当者は「中国からシラスを輸入して対応しているが、需要においつくかどうか」と焦る。
価格にも影響が出始めた。ウナギ問屋によると、かば焼き店への卸価格は、昨秋は国産の養殖ものが1匹520円前後だったが、現在は570円に。中国産も470円前後から520円前後に上がっているという。店頭価格にはまだ影響していないが、「夏場に向け上がる心配もある」(問屋)という。
不漁の原因について東大・大気海洋研究所の木村伸吾教授(海洋環境学)は「昨年のエルニーニョ現象の影響で海流の流れが変わり、シラスが日本近海にたどり着けなかったのでは」と分析する。
乱獲による資源の枯渇を挙げる声もある。今シーズンの落ち込みは異例だが、シラスの漁獲量は1960年代前半の200トンから年々減少し、近年は10トン前後に落ち込んだ。水産総合研究センターの田中秀樹繁殖研究グループ長は「養殖用に天然の稚魚が大量に捕獲され、子孫を残せないウナギが増えている」と懸念する。同センターでは今月、ウナギを人工的に孵化(ふか)させる「完全養殖」に世界で初めて成功したと発表したが、実用化はまだ先だ。
欧州で捕れるヨーロッパウナギは、稚魚が乱獲されたとして、2007年にワシントン条約締約国会議で輸出入の規制が提案され、日本も賛成して可決。昨年3月から輸出国の許可書がないと、輸出入ができなくなった。
東京海洋大の田中栄次教授(資源管理学)は「漁獲枠を決めるなどしっかり資源管理しないと、ニホンウナギも規制対象に上る可能性がある」と警告している。

〈シラスウナギ〉
透明色で体長は5センチ程度。太平洋マリアナ諸島沖で生まれて扁平(へんぺい)な形の幼生となり、黒潮に乗って日本近海まで北上してからシラスウナギに変態する。乱獲や河川改修などでウナギの生息環境が変わり、産卵する親魚ウナギの減少が指摘されている。


20100419読売新聞夕刊記事

自然環境学専攻では4月8日から9日にかけて新入生を対象とした自然環境野外総合実習を実施しました。今年度は、千葉県南部の清澄山系を源とし東京湾に注ぐ小櫃川(おびつがわ)の流域を対象として、新入生37名が、東京大学千葉演習林のある源流域から河口の盤州干潟にかけての森林、地質、干潟等の自然環境を観察しました。

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ニホンジカ被食圧の観察(東大千葉演習林)
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小櫃川ダム施設の見学(千葉県片倉ダム)
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盤州干潟にて(小櫃川河口域)

マグロはなぜ泳ぎ続けるの?

千葉県・河口昴生(かわぐちこうき)さん(小1)からの質問(朝日新聞社発行 1月16日付be)


●水流(すいりゅう)を口(くち)に入(い)れ呼吸(こきゅう)するため

◇ののちゃん このあいだ水族館(すいぞくかん)に行ったら、でっかいマグロが泳(およ)いでいたよ。金魚(きんぎょ)は水槽(すいそう)の底近(そこちか)くでじっとしていることもあるけど、マグロはずっと泳ぎ続けるんだって。それって、本当(ほんとう)かな?

◆藤原先生 そうなの。広(ひろ)い海(うみ)で暮(く)らす魚(さかな)たちの中(なか)でも、マグロは特(とく)に、長(なが)い距離(きょり)を泳ぐ生活(せいかつ)をしているわ。そのために、体(からだ)のしくみがずっと泳ぎ続(つづ)けられるようになっているのよ。泳ぐときに水(みず)の抵抗(ていこう)がとても少(すく)ない体形(たいけい)だけど、それだけではないわ。まわりの海水(かいすい)より体温(たいおん)を高(たか)く保(たも)てるから、冷(つめ)たい海でも高い運動能力(うんどうのうりょく)を発揮(はっき)できるの。


◇ののちゃん どうして泳ぎ続けないといけないの?

◆先生 マグロが生活しているのは、海の中でも沖合(おきあい)の「外洋(がいよう)」と呼(よ)ばれる場所(ばしょ)が中心(ちゅうしん)なの。外洋の特徴(とくちょう)は、岸近(きしちか)くの海にくらべて、エサにめぐりあうチャンスが少(すく)ないことよ。だから、エサの魚やイカなどを求(もと)めて、たくさん泳ぎ回(まわ)る必要(ひつよう)があるの。


◇ののちゃん じゃあ、おなかいっぱいエサを食(た)べたら、海の底でじっと休(やす)んでもいいよね。

◆先生 ところが、そうはいかないの。呼吸(こきゅう)を続けるためにも、泳ぎ続ける必要があるの。


◇ののちゃん どういうこと?

◆先生 魚は水(みず)の中(なか)にとけた酸素(さんそ)をエラに集(あつ)めて呼吸をしているの。金魚もそうだけど、ふつうの魚は、口(くち)を開(ひら)いて酸素を含(ふく)んだ水を取(と)り込(こ)んだら、次(つぎ)はえらぶたを開いてその水を外(そと)へ出(だ)すの。この動(うご)きを交互(こうご)にくり返(かえ)すことで、まるでポンプのように水の出し入(い)れをくり返しているわ。

でも、マグロは金魚みたいにえらぶたをパクパク動かすことができないの。だから、酸素を含んだ水を取り込むには、口を少し開いて泳ぎ続け、水が口に流(なが)れ込(こ)むようにしなければならないの。つまり、呼吸を続けるためにも、泳ぎ続けなければならないわけ。


◇ののちゃん いつも全速力(ぜんそくりょく)で泳いでいて、疲(つか)れないのかな。

◆先生 マグロはエサを追(お)うときには、時速(じそく)何十キロもスピードを出すわ。でも、ふだんの泳ぐ速(はや)さは時速4~6キロくらい。意外(いがい)にゆっくりなの。


◇ののちゃん 夜(よる)も寝(ね)ないで泳ぎ続けるの?

◆先生 マグロの睡眠(すいみん)のとり方(かた)については、じつはよく分(わ)かっていないの。ただ、夜になると体温が下(さ)がるなど、活動(かつどう)が鈍(にぶ)るのは確(たし)かよ。それでも、止(と)まることなく泳ぎ続けていると考えられているわ。あと、カツオもマグロと同(おな)じように泳ぎ続けているそうよ。


◇ののちゃん マグロにカツオか……。なんだか、おすしが食べたくなっちゃった!

(取材協力=葛西臨海水族園・松山俊樹教育普及係長、東京大大学院新領域創成科学研究科/海洋研究所・北川貴士助教、木村伸吾教授、構成=山本智之)


◆調べてみよう!

(1)マグロには、色々(いろいろ)な種類(しゅるい)があるよ。図鑑(ずかん)で調(しら)べてみよう。

(2)魚の種類によって、泳ぎかたはそれぞれ違(ちが)うよ。水族館に行って、泳ぐ様子(ようす)を観察(かんさつ)してみよう。


朝日新聞社発行1月16日付be記事