自然環境学専攻で得たもの « 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学研究系 自然環境学専攻




修了者の声-自然環境学専攻で得たもの

古橋 大地(マップコンシェルジュ株式会社社長)2001年修士課程修了

自然環境学専攻では、とにかくフィールドワークが多く、実習、ゼミ合宿、自身の研究とあちこちを飛び回りました。もちろん効率よく野外での調査をするた めの準備で出発前夜まで徹夜の調査機材整備。多種多様な専門分野の仲間が集まって、現場での議論。そして帰ってきての合同ゼミで厳しい教授陣の指導。必然的に学生間の団結力は上がり、次の調査地へと向かうのです。まさにワイワイガヤガヤの研究分野のるつぼの中で、「自然環境」というキーワードを軸として、様々なフィールドを多種多様な視点を持つメンバーと共に 経験できたことは、社会人となった今、貴重な財産となっています。また仕事でデジタル技術の現場に立つと、フィールドでの視点が欠けた業務の多さに唖然 とすることがあります。まさに修士課程で学んだ技術や経験が、今生きています。

薄 志保(財団法人東京大学出版会)2003年修士課程修了

この専攻で学ぶよさのひとつは、環境に関わる広い人脈と視点を得られることです。私は専攻全体でのゼミや実習を通じて、所属の研究室以外の先生方とも懇意にさせていただき、多角的な視点を学びました。また、学生間の交流がとても密だったので、修了して5年以上経ったいまでも仲がよく、折に触れて集まっては情報交換をしています。この専攻の修了生は様々な分野で環境に関わった仕事をしており(たとえば中央省庁、テレビ局、広告代理店、総合商社など)、時には実際の仕事で助け合ったりもしています。私は、環境や生物関連の本の編集者をしていますので、特に先生方や友人たちの情報を仕事に生かす機会も多く、この専攻で学んでよかったと日々感じています。自然環境学専攻で培うことのできる人脈や視点は、将来にわたって活きていくものです。ぜひ、この専攻で、かけがえのない財産を得ていただきたいと願っています。

山岡 直樹(経済産業省)2008年修士課程修了

自然環境学専攻の魅力は、様々な切り口で環境を探求するチャンスがあることであり、海洋の場合、学術研究船を用いた外洋での大規模な調査から沿岸干潟域での身近な環境モニタリングまで、あらゆる方向からのアプローチが可能となっています。また、学業だけでなく、多様なバックグラウンドをもつ友人たちとの2年間の大学院生活は実に有意義でした。私の職場である経済産業省は、日本経済・産業の発展を使命に様々なバックグラウンドをもつ人間が活躍しており、自然環境学専攻で学んだ生態系の多様性を生かすことが、産業から資源・エネルギー、そして貿易といった幅広い分野における政策立案にも重要であることを実感しています。これまでの学問領域を飛び出し、フィールドの上で知の探求をしてみませんか。